2020.10.19
藤田美術館(大阪市都島区網島町)では、予てから建替工事中の美術館が、本年8月末に完成いたしました。
旧館の蔵は、藤田傳三郎をはじめ藤田家の東洋古美術コレクションを100年以上に渡り守ってきました。しかしながら、老朽化などの問題を解決し、この先の100年、国の宝を守るという大義を果たすため、一部の所蔵品を海外オークションにより譲渡して資金を得て、美術館の建替えに至りました。
新しい美術館では、美術鑑賞を通じて日本の伝統的な文化や芸術にふれることができます。多種多様な文化や芸術にふれる機会を提供しながら、来館される皆さまの「みる・きく・はなす」の助けとなる事に力を尽くします。感じたことは、誰かと話したり語り合うことで、新しい発見や出会いがあって、色々なモノとつながって、そして、人の心を豊かにしてくれます。
美術品の展示公開は2022年春の予定ですが、先駆けて2021年4月に、日本のお茶を味わえる茶店や日本庭園を開放します。随所に伝統的な技術を取り入れたり、旧館の部材を多数使っていますので、文化や芸術にふれてください。
藤田美術館は、この網島(あみじま)と共に成長し、新しい文化の発信地として地域に貢献して参ります。
■2021年4月 施設の一部開放
日本茶を通じて文化を感じる茶店。歴史ある庭石や多宝塔などが望める庭を開放します。
■2022年4月 リニューアルオープン(予定)
所蔵品の展示を開始します。
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