竹鶴蒔絵茶箱

2023.11.29

竹鶴蒔絵茶箱

持ち運び用に、小ぶりの茶道具を揃えて箱に納めたものを茶箱といいます。道具は持ち主の好みで自由に組むことができますが、箱に隙間なく納まる寸法で、かつ魅力的な取り合わせであることが求められます。蓋と身の全面に渡って竹と鶴が表された蒔絵の箱に、9つの道具が納められています。このうち茶杓は、茶箱用として短めのものが選ばれています。表千家7代・如心斎宗左(1705~1751)が作った共筒には、発句「うかうかと行も富士の根雪を友」が記されています。

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