天池石壁図模本

2023.11.29

天池石壁図模本

 

和歌山の文人画家・野呂介石(1747~1828)による黄公望「天池石壁図」の模写です。ほぼ原寸大で忠実に写していますが、原本と比べて明瞭な線を基調としているため、形態がはっきりとして平明な印象です。複雑な山岳の描線や構図を学ぼうという意図が感じられます。介石による付記も付属し、それには長い経緯の末、文化八年(1811)に模写が実現したとあります。

 

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