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2024.03.30
小型の厨子内に、一枚の板に彫られた渡海文殊(とかいもんじゅ)像が納まっています。獅子に座った文殊菩薩が、背後にそびえる文殊信仰の聖地・五台山(ごだいさん)を出発し、海を渡って智慧を授ける説法の旅に向かう様子がみられます。左には優填王(うてんおう)、右には善財童子(ぜんざいどうじ)を先導役として伴っています。獅子の足元にはもくもくと湧き立つ雲があり、文殊菩薩の乗り物としてあらわされています。
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