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2023.12.22
竹を切り出し、二つの節の間を浅くくり抜き、窓(花を生ける部分)とした舟形の花入です。節の先が長い左側を舟の舳先、短い右側を艫(とも)と見立て、両端に藤蔓を通して吊り下げて使用します。船尾にあたる右側の内部には黒漆で「旦(花押)」と書かれ、宗旦自ら作ったことがわかります。箱には表千家6代・原叟宗左(げんそうそうさ、1678~1730)による箱書「宗旦舟花入文添」があり、宗旦自筆の消息が添えられています。
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