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2025.03.01
巻頭序文 満蹊桜花(谷の小道の桜) 厳牆瀑泉(「洗蒙瀑(せんもうばく)」の滝音) 砌池印月(庭の池に映る月) 渓辺紅葉(谷川の畔の紅葉)
京都の詩仙堂(別称:凹凸窠[おうとつか] )における四季折々の十二の景観を描いた画巻です。各図には狩野山楽(1559~1635)の捺印が認められます。巻頭序文と各図の賛は、桃山~江戸時代の文人・石川丈山(1583~1672)が、漢学者・林羅山(1583~1657)らと共に作詩した「凹凸窠十二景」に拠るものです。丈山は、徳川家に仕えた武将でしたが、後年、一乗寺村(京都市)に隠棲して詩仙堂をつくり、漢詩、煎茶、庭園設計などに勤(いそ)しみました。
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