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2025.03.01
満開の桜が咲き誇る春の吉野山を撥面(ばちめん)にあらわした琵琶です。満月形に象った金属製の板を貼り、月光に照らし出される山々の幽玄な光景を演出しています。吉野は、平安時代中期以降、蔵王権現(ざおうごんげん)を祀る修験道(しゅげんどう)の聖地であり、桜を御神木として植樹するようになりました。そのため『新古今和歌集』が編まれた13世紀以降は、桜の名所として歌枕に頻繁に詠まれるようになりました。
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