相撲絵巻模本

2023.11.01

相撲絵巻模本

平安時代に行われた相撲節(すまいのせち)の様子が描かれたと思われる古い絵巻を江戸時代になって写したものです。女性が持つ扇など、巻頭部分のみ原本の剝落した部分まで写しています。相撲節は宮中行事で、勝者側の楽人は舞を披露しました。

 冷泉為恭(1823~1864)は狩野派絵師・狩野永泰(かのうえいたい)の3男として京都に生まれ、はじめは父に絵を学び、のちには京都の寺社が所蔵する古画の模写を通じて自身の画風を確立させました。

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