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2018.05.23
瑠璃色の曜変と呼ばれる斑文は、まるで宇宙に浮かぶ星のように美しい輝きを放ち、品のある華やかさの中にも落ち着きがあります。土見せで小振りの削り高台から開いた形や、鼈口という口縁のくびれは天目形の特徴で、この茶碗には腰付近に厚い釉溜まり、口縁に覆輪が見られます。徳川家康から譲り受けた水戸徳川家の売立の際、藤田家に伝わりました。同種の曜変天目は3碗のみが現存し、いずれも日本国内にあり、国宝に指定されています。
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