展示室1

やまとうたは 人の心を種として
よろづの言の葉とぞなれりける…… (『古今和歌集』序)

古来、人々は詩を詠むことで
心のありようを示してきました。

季節のうつろい、旅の愉しみ、
長寿や繁栄への祈り、
あの人に恋焦がれる気持ち。

文字だけの世界は
絵画や工芸品にあらわされ、
さらなる広がりを見せます。