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Exhibition 1

3.1 - 5.31

寒さの中にふと香る匂い
ふくらんで色づく蕾…
花々の息吹が、春の訪れを感じさせます。

高潔さや子孫繁栄、
豊年の兆しなど
人は花にさまざまな意味を見出し、
その開花を歓んできました。

咲き誇る花々の表現を楽しみます。

Exhibition 3

5.1 - 7.31

紫なるものは、めでたくこそあれ。
—紫色のものは素晴らしい。

かつてこのように評価された紫に、
人々は特別な深い想いを寄せてきました。

ある時は、高貴な身分の証として紫衣を纏い、
ある時は、愛しい人を一本の紫草に喩え、
その人に連なる全ての人達も、色が染るように愛おしく思う心をつづりました。

この上なく尊い色、そして縁を結ぶ色
紫に寄せる物語、その想いを感じてみてください。

Exhibition 4

4.1 -6.30

姿を変え続け
ひとところにとどまらず
大空を悠然とながれてゆく…

天上の存在でありながら
誰にでも身近な雲は、
さまざまな役割を与えられ
芸術にあらわされてきました。

来迎する仏の乗り物。
時間や距離を超えて、場面をつなぐ。
画面を華やかに飾りたてる。

たなびく雲の行方を眺めます。

Exhibition Next

6.1 - 8.31

主な展示予定作品
国宝 曜変天目茶碗ほか