堆朱豊干寒山拾得文香合

ついしゅぶかんかんざんじっとくもんこうごう

Incense container, with design of Fenggan, Hanshan and Shide

明時代 15世紀

中央辺りに立ち、後ろに虎を従える豊干、箒を持つ拾得、一番右でこちらに顔を向けている寒山が蓋部分にあらわされています。3人とも中国・唐時代に実在した伝説的な禅僧で、変わったふるまいをしたことで知られます。この香合は朱漆を何層にも重ねて彫刻する堆朱(ついしゅ)という技法でつくられています。地模様には花菱(はなびし)紋、側面は唐草唐花紋をほどこします。拾得が持つ箒の柄の模様など細やかな点に注力して制作されたことがうかがえます。