古代裂帖

こだいきれじょう

"Album of Ancient Fabrics"

法隆寺裂や正倉院裂を中心とする、150余りの裂(きれ)を貼り合わせたアルバムです。この頁は、いずれも蜀江錦(しょっこうきん)とよばれる法隆寺に伝わる裂を貼り付けています。左は赤地格子蓮華文錦(あかじこうしれんげもんきん)で、格子形で全面を区切り、その中に連珠をともなう蓮華文と四隅に植物文様をあらわしています。右は赤地双鳳獅子唐草連珠円文錦(あかじそうほうししからくされんじゅえんもんきん)で、赤地に唐草と連珠で縁取られた円文を配置し、その中に向かい合った二頭の獅子があらわされています。法隆寺が再建された7世紀後半ごろに制作されたと推定され、同種の文様をもつ錦が法隆寺金堂の随所に使われていたと考えられています。