2025.12.20




平安時代以降、地蔵菩薩は現世での業を身代わりとなって引き受けてくれる仏として広く信仰されました。手には錫杖(しゃくじょう)と宝珠(ほうじゅ)を持ち、足元には飛来する雲があらわされています。鮮やかな彩色と精緻な截金(きりかね)がほどこされています。前傾姿勢で右足をわずかに踏み出す姿は、地獄に落ちたあらゆる生き物を救済する様子をあらわしています。足枘(あしほぞ)の墨書から、承元2年(1208)から建保7年(1219)の間に、本体は鎌倉時代初期の慶派仏師・快慶、開眼はその弟子の行快(ぎょうかい、生没年不詳)が手がけたことがわかります。
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