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2024.02.01
鎌倉時代の僧侶・西行(1118~1190)は自身で詠んだ72首を左右36首ずつに分けて架空の歌合である「宮河歌合」を作りました。左の歌人は玉津嶋海人、右は三輪山老翁とありますが、共に実在しない人物です。
この書は西行筆と伝わりますが、実際には西行より少しあとの時代に写されたと考えられています。勢い良く細い線を走らせながら、ところどころに筆の側面を使った太い線で抑揚を付けています。
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