墨竹図

2023.12.21

墨竹図

「壇芝瑞」印

 

点苔(てんたい)がほどこされた丸みのある太湖石(たいこせき)と群生する竹叢が描かれています。筆勢を抑えた短いストロークで柔らかな竹葉を数多くあらわし、のどかな雰囲気です。濃墨の竹の背後に淡墨の竹を配して奥行きをもたせ、細い幹は一節ずつ描き連ねるなど独特な描法が見られます。作者は中国・元時代の画家である檀芝瑞(生没年不詳)と伝わります。

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