
■『心中天網島(しんじゅうてんのあみじま)』の舞台、藤田美術館で乙女文楽鑑賞
【日時】2025年10月13日(月祝) 14:00~15:30
【場所】藤田美術館 時雨亭
【料金】3,500円(税込)※要予約、自由席
【出演者】(敬称略)
朗読: 大橋文江
人形: 吉田光華
杉本栄二
三味線、シンセサイザー演奏: 久保比呂誌
【概要】
・吉田光華氏(乙女文楽)×学芸員の文楽に関するQ&A形式レクチャー 30分程度
・鑑賞『心中天網島』(一部) 60分程度
江戸時代に成立した大阪発祥の日本の伝統芸能・人形浄瑠璃文楽は、太夫の語りと三味線の調べにのせて人形を操る総合芸術です。その戯曲作者として名を馳せた近松門左衛門(ちかまつもんざえもん、1688~1703)の傑作『心中天網島』は、享保5年(1720年)10月14日、大坂・網島の大長寺(だいちょうじ)で起こった実際の心中事件が題材となっています。
その舞台となったかつての大長寺跡地に建つ藤田美術館にて、文楽鑑賞レクチャーと『心中天網島』の鑑賞をお楽しみいただきました。
《乙女文楽とは?》
通常文楽では、文楽人形は3人の人形遣いで操りますが、大正時代末期、女性の人形遣いが1人で一体の人形を遣う手法が考案されました。文楽人形の操作に独自の工夫を加え、一人でしかも少女が遣うことから、この一人遣いを「乙女文楽」と称しました。