兼高かおる 旅の資料館 | 藤田美術館 | FUJITA MUSEUM

2021年4月 施設の一部開放、 2022年4月 リニューアルオープン(予定)

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館長藤田のアート探訪_05

兼高かおる 旅の資料館

 

今回は、兵庫県淡路市の淡路ワールドパークONOKORO内にある「兼高かおる旅の資料館」へ

(取材日2020年1月 残念ながら同年2月28日をもって閉館となってしまいました)

兼高かおるさん、神戸市出身のジャーナリストで、一般女性初の南極点到達や1958年には「世界早回り」の新記録を樹立するなど、時代の先端をいく女性ツーリストでもありました。よく知られているのはTV番組「兼高かおる世界の旅」(TBS)ではないでしょうか。観光地ではなく、現地の文化や風俗習慣を兼高さんの視点で紹介し、約30年続く長寿番組でした。日曜の朝からかなり濃い内容だったのを記憶しています。

 

 

 

エントランス前にはパンナム航空の模型が!

展示品や陳列方法は、兼高かおるさんご本人が全て指示をしたそうなのですが、、、

 

 

 

個人的に一番驚いたのがこの写真パネルの展示。

PCやスマートフォンにある、

アルバム内の写真が画面を動くスクリーンセイバーの設定みたいな、

まさにそんなイメージです。

資料館の開館は1985年。

当時すでに兼高さんの頭の中に、

スクリーンセイバーのような映像が出来上がっていたと思うと、

かなりの驚きでした。

 

その他の展示も部分的には系統だてて、

ある所では羅列的で、

高所や羅列など今では中々むずかしい展示方法もありましたが、

どこか懐かしい空間でした。

 

 

これは葡萄を踏んでジュースを作るスペインの靴。

 

 

 

スワジランド(現エスワティニ王国)のふんどし。

ちなみに猿の皮でできているそうです。

 

こちらは象シリーズ。

 

 

チェス盤やバッグはともかく、

ほぼ象の脚そのままのテーブル!

 

そして個人的に一番気になった作品。

 

 

デンマークの古代バイキングの武器。(レプリカです)

マンガやアニメで子供の頃から拝見していましたが、

本当に武器としてあった事が一番の驚きです。

想像上の武器だと思っていました(笑)

 

館内では「兼高かおる世界の旅」の総集が流れていたりするのですが、

聞き手である芥川隆行さんとの掛け合いが絶妙です。

芥川さんの意見を尽く否定する兼高さん(笑)

そのおかげで、より話に信憑性が出るのかもしれません。

 

また他のコーナーでは、過去の新聞記事なども展示してありました。

1950年代の海外旅行が、いかに難しく、

またどれだけ大らかだったか、

兼高さんの生きた言葉で語られていて本当に面白かったです。

 

今回伺った「兼高かおる旅の資料館」は、

残念ながら2020年2月28日をもって35年の歴史に幕を下ろしました。

閉館後、コレクションがどのようになるのか分かりませんが、

再び私たちに驚きと感動を与えてくれる日を待ちたいと思います。

 

 

兼高かおる旅の資料館(2020年2月28日閉館)

兵庫県淡路市塩田新島8番5号 淡路ワールドパークONOKORO

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