COLLECTIONS

藤田美術館の収蔵品

 

藤田傳三郎は、若い頃から古美術への造詣が深く、とくに茶道具に対する鑑識眼は卓越していたといわれます。茶道では武者小路千家第 11 代家元一指斎のもと流儀最高位の皆伝を取得したほか、能をはじめとする日本文化を好み、邸宅には能舞台や多くの茶室を構え、これを愉しんでいました。古美術品の蒐集は亡くなる直前まで続けられたと伝わります。その志は嗣子らに受け継がれ、現在美術館では、国宝 9 件、重要文化財 53件を含む、約2000件のコレクションを有しています。