仏手柑彫刻

ぶっしゅかんちょうこく

Buddha's hand sculpture

江戸~明治時代 19~20世紀

合掌した手のように見えることから仏手柑と呼ばれます。仏手柑はインド北東部を原産とするミカン科ミカン属の果物で、砂糖漬けや味噌漬けにして食べることもできますが、乾燥させたものは漢方薬となります。可食部がほとんどなく、正月飾りなど鑑賞用とされる場合も多くあります。中国では古来より知識人・教養人の間で鑑賞用として愛好され、日本には1600年代の終わりごろにもたらされたと考えられ、中国と同様に知識人たちの間で大切にされました。

この彫刻はうねった木の根の形をそのまま活かして形作り、そこに漆を塗っています。今にも動き出しそうなほどに生命力に満ちた表現がされています。