銅種子五鈷鈴

どうしゅじごこれい

Five pronged Vajra Bell, bronze with Sanskrit seed characters

鎌倉時代 13世紀

密教の加持祈祷の際に振り鳴らす鈴で、鈷(こ)という角状の突起が5つあるため、五鈷鈴と呼ばれます。鈴身にあらわされた仏を象徴する梵字(ぼんじ)を種子(しゅじ)といい、正面から時計回りに大日如来、阿閦(あしゅく)如来、宝生(ほうしょう)如来、阿弥陀如来、不空成就如来をあらわしています。それぞれの種子は蓮華の台座の上に配され、短い線で放射状の光があらわされます。これらの五仏は密教において最も重要な経典の1つ『金剛頂経』にもとづいているため、この種類の鈴を金剛界種子鈴といいます。現在展示中の鈴はそのなかでも古く、重要な作例です。