日月秋草図

じつげつあきくさず

Flowering plants of autumn under the Sun and Moon

江戸時代 17世紀

右隻には太陽、左隻には月が、それぞれキクやキキョウ、ススキといった秋の草花が咲く野とともに描かれます。関東平野の一部にあたる武蔵野を描いており、その広大な原野は奈良時代に成立した『万葉集』のころから風情ある景色や月の名所として和歌に詠まれ、江戸時代には「武蔵野図」というひとつの画題として好まれました。この絵では日月を描くことで昼と夜、つまり一日をあらわしています。