重要文化財 木造地蔵菩薩立像

もくぞうじぞうぼさつりゅうぞう

[Important cultural property] Standing Jizō Bosatsu

快慶(かいけい)

鎌倉時代 13世紀

 
 

“制作当時から残る、鮮やかな彩色や金箔を細い線状に切って貼り付けた截金(きりかね)が印象的です。地蔵菩薩が雲の上の蓮台で右足をわずかに踏み出す姿は、地獄に落ちたあらゆる生き物を救済する様子をあらわしていると考えられます。足枘(あしほぞ)の墨書から、承元2年(1208)から建保7年(1219)の間に、鎌倉時代初期を代表する仏師・快慶が制作したとわかります。
近年の研究で、明治39年(1906)7月1日、興福寺で撮影された古写真にこの像が写っていることがわかり、興福寺伝来であることが裏付けられました。”