法隆寺金堂天蓋付属天人像

ほうりゅうじこんどうてんがいふぞくてんにんぞう

Heavenly Beings decorating a Kondo Heavenly Canopy at Horyu-ji

飛鳥時代 7世紀

クスノキの一木を彫り出した天人像で、蓮華座に座り、横笛を奏でる仕草をしています。一枚板の光背は、ひるがえる天衣と焔を伴って咲く蓮華を透彫りであらわしています。横笛や蓮華座の花弁、光背の右側などに欠損が見られるものの、表面には制作時の彩色をわずかにとどめています。天人の顔は面長で額が狭く、2つの玉状に結った髪やなで肩の体格など、童子を思わせる表現がみられます。この像は、法隆寺金堂内において、釈迦三尊像の頭上に吊り下がる天蓋(てんがい)に付属していたと考えられます。天蓋とは、仏像の頭上にかざして荘厳する傘のことで、様々な楽器を奏でる天人や鳳凰などで飾り、天上の世界を演出しました。