説相箱は、僧侶が仏教法会の場で袈裟、法具や香炉などを納める箱です。獅子や宝相華(ほうそうげ)をかたどった金銅金具を打ち付けて装飾しています。獅子は後ろを振り返る姿と、背を丸めて歩く姿を取り混ぜてあらわされ、躍動感にあふれています。平安時代につくられた説相箱の遺品は数少なく、最古例として貴重です。
こんどうそうししほうそうげもんせっそうばこ
"Box for Liturgical Aids (Sessōbako), decorated Lions and floral Patterns in gilt Bronze "
平安時代 12世紀