○[重美] 豊干寒山拾得図

ぶかんかんざんじっとくず

"Fenggan, Hanshan, Shide "

中国・南宋時代 13世紀

 

三幅対の中央幅には虎をてなずける豊干(ぶかん)、左幅には巻物を開く寒山、右幅には箒とともに拾得(じっとく)という、中国・唐時代に実在した伝説的な禅僧が描かれています。中国・唐末から五代初めの画僧である禅月大師貫休(ぜんげつたいしかんきゅう、832~912)が描く羅漢の様式にのっとり、中国・南宋時代に制作されたものです。この三幅は、もとは十六羅漢図の一部であったことが模写の存在から明らかになっています。江戸時代には松江藩主・松平不昧(まつだいらふまい、1751~1818)が所有し、明治元年に松江藩家老の大橋家に譲られました。