絶壁巨瀑図

ぜっぺききょばくず

Great Waterfall Cascading down the Cliff

森寛斎(もりかんさい)

明治時代 19世紀

断崖絶壁から一直線に流れ落ちる巨大な滝。滝壺で飛沫をあげながらうねる水の動きをみごとにとらえています。そびえる岩には1頭の虎が伏せ、左下方では2羽のカササギが滝を望んでいます。長州に生まれた森寛斎(1814~1894)は、幕末には勤皇の志士として長州と京都を往来、維新ののち京都で画業に専念しました。画壇の重鎮として活躍した寛斎の手腕がいかんなく発揮されています。