◉[国宝] 玄奘三蔵絵 第6巻

げんじょうさんぞうえ

Illustrated Life of Tripitaka Master Xuanzang

高階隆兼(たかしなたかかね)

鎌倉時代 14世紀

 

中国・唐代の高僧、玄奘三蔵は、仏教の原典を求めてインドへ旅し、持ち帰った経典を漢訳しました。その生涯の重要な場面を全12巻の絵巻に仕立てています。絵の様式から、鎌倉時代の宮廷において絵所預(えどころあずかり)を務めた高階隆兼が描いたとされます。第6巻では、那爛陀(ナーランダ―)寺でインド仏教について学びます。華やかな楼閣、動物の形をした噴水、室内の湧き水など当時の日本人が見ることのないきらびやかな異国の寺院の様子が、想像力豊かに描写されています。