◎[重文] 藤原藤房自筆書状

ふじわらのふじふさじひつしょじょう

Letter by Fujiwara no Fujifusa

藤原藤房(ふじわらのふじふさ)

鎌倉時代 14世紀

藤原藤房(1296~?)は鎌倉時代に活躍した公卿です。後醍醐天皇の側近の筆頭として朝廷を支えました。この手紙の宛名は不明ですが、親しい間柄の人物へ不参と無沙汰を詫び、後醍醐天皇の居所に秘蔵されていた季節の花を贈る内容が記されます。末尾に七月二十五日の日付があり、夏の終わりに書かれたと分かります。七夕には、近衛家から宮中へ花束を贈る儀式があり、その関連を思わせます。私的な文章のため、水分を多く含んだ薄墨で流れるように書かれています。