Exhibition 1

6.1 - 8.31

寸松庵色紙

すんしょうあんしきし

Sunshōan Shikishi

  

『古今和歌集』に載る四季の和歌から選び記した粘葉装(でっちょうそう)の冊子本で、切り離され現在の姿となりました。寸松庵とは大徳寺の茶室の名に由来します。余白を存分に生かした散らし書きで、流れるような優雅で格調高い筆運びが見どころです。書風から、紀貫之より後の時代に書写されたと考えられます。三十六歌仙の1人である素性法師の和歌で、うぐいすが自らの羽風で桜を散らしながら鳴くあわれさを詠んでいます。
「そせい/こつたへはおのかはかせ/にちる花をたれ/におほせてここらな/くらむ」