Exhibition 2

5.1 - 7.31

中蓮華左右藤花楓葉図

なかれんげさゆうとうかふうようず

Lotus, Wistaria and Maple

蓮華の葉や楓の幹にはたらし込みの技法を用い、葉脈には金泥を引いています。この装飾的で優美な図様は、琳派の絵師によって受け継がれました。各幅に「法眼空中斎」の隠し落款があります。空中斎は本阿弥光甫(1601~1682)の号です。光甫は光悦の孫で、光悦と同様に家業の刀剣鑑定のほか、作陶や書画、茶の湯など多分野で活躍しました。本図は傳三郎が秘蔵したもので、藤は藤田家に縁があることから、傳三郎の追善の際に床に掛けました。