2025.04.01

国宝　両部大経感得図（龍猛）

密教の根本経典のうち、『金剛頂経（こんごうちょうきょう）』をインドの高僧・龍猛が得た説話を描いています。龍猛が南天竺の鉄塔に納められている『金剛頂経』を得るために、経典を守る神と向かい合っている場面です。もう一方の根本経典である『大日経（だいにちきょう）』を得た善無畏（ぜんむい）を描いた絵とともに、奈良県天理市にあった内山永久寺（うちやまえいきゅうじ）の障子絵として制作されました。