本手利休斗々屋茶碗

2025.04.01

本手利休斗々屋茶碗

高台が低い土見せで、腰から口にかけてゆったりと開く姿をしています。また、薄造りで光沢のある明るい枇杷色の肌など、数あるほかの斗々屋茶碗には見られない独特の作行きです。利休斗々屋の呼称は諸説あり、千利休(1522~1591)が堺の魚屋(ととや)で見つけたことに由来するともいわれています。この茶碗は、利休が見つけたその茶碗だと考えられ、利休から古田織部、小堀遠州など、著名な茶人の手を渡って来ました。

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