ART TALK_12|アートと建築
2017年の顔合わせから足掛け3年。2020年8月末、お陰様で藤田美術館の新建屋が竣工しました。設計・施工を担当していただいたのは、大成建設株式会社です。とくに設計担当として手を挙げ、熱意をもって取り組んで […]
ART TALK_11|曜変天目と中国陶磁
愛知県瀬戸にて、江戸時代から窯業の原料商、明治時代からは窯元を家業とする家に生まれ、戦後、8代目の父が生涯を賭して研究した曜変天目の再現を継承し、光彩の再現に到達、さらに独自の表現を展開する長江惣吉さん。ご […]
ART TALK_10|アートと職人技
伝統的な高い技術とオリジナルデザインをともに追求し、日本のみならず、海外でも活躍する左官職人の久住有生さん。その仕事は、茶室から個人邸、ショップ、飲食店、ホテル、美術館、学校など、多岐に渡ります。久住さんの […]
ART TALK_09 | アートと植物
“ひとの心に植物を植える”をテーマに、植物にまつわるさまざまな活動を行う西畠清順さん。2017年に開催された「めざせ!世界一のクリスマスツリーPROJECT」をはじめとするイベントや緑化事業、ラグジュアリー […]
ART TALK_08 | アートとデザイン
1984年、アメリカのアパレルメーカーのアートディレクターとして渡米後、サンフランシスコ、ロサンゼルスを拠点に世界中で活躍する八木 保さん。アメリカンカルチャーの中心で長く過ごされ、現代アートに造詣が深く、 […]
ART TALK_07 | 日本美術を撮る
今回のゲストは、フランス在住ながら、仏教美術をはじめとする日本美術の撮影に精力的に取り組み、“光”をテーマとした作品を発表するアーティストとしても活躍する写真家の小野祐次さんです。現在、雑誌『家庭画報』にて […]
ART TALK_06 | 文化的建造物の意義
藤田美術館には、大正5年に藤田家が高野山の光台院から移築した多宝塔があります。文化的価値も高く、開館以来多くの人に親しまれてきましたが、傷みが目立ってきたため、美術館リニューアルと同時に、修理を行うことにし […]
ART TALK_05 | 曜変天目茶碗と美術館
静嘉堂文庫美術館、大徳寺龍光院、藤田美術館がそれぞれ所蔵する、世界に3碗しか存在しない曜変天目茶碗。すべて国宝に指定されているこの3碗が、2019年4月13日から5月19日まで、奇跡的に同時期に公開されまし […]
ART TALK_04 | アートと教育
MoMA(ニューヨーク近代美術館)やメトロポリタン美術館のサポートを行っているロックフェラー家の一員として、ロックフェラー関連の団体や芸術、教育、環境を支える非営利団体で多くの重要な役職を歴任し、アートへの […]
館長藤田のアート探訪_05
今回は、兵庫県淡路市の淡路ワールドパークONOKORO内にある「兼高かおる旅の資料館」へ (取材日2020年1月 残念ながら同年2月28日をもって閉館となってしまいました) 兼高かおるさん、神戸市出身のジャ […]
館長藤田のアート探訪_04
今回は神戸市にある「旧 乾邸」。 乾汽船の創業者である4代目乾新兵衛こと乾新治の住宅として建てられました。 乾新治の没後に住んだ乾豊彦は、茶湯や書、能楽などにも造詣が深く、また戦後に広野ゴルフ場を再建させて […]
館長藤田のアート探訪_03
今回、広島県福山市にある「常石造船」へ行ってきました。 この常石造船は、海外にも造船所を持っている日本有数の造船工場です。 工場の中に加え、特別に進水式も見せていただくことができました。 毎日 […]
館長藤田のアート探訪_02
今回は、神戸市にある「竹中大工道具館」へ行ってきました。 ここの大工道具コレクションは、日本でも随一だと思っています。 実際、道具は古くなってしまうと廃棄される事が多いため、この規模の大工道具を収集するのは […]
館長藤田のアート探訪_01
藤田美術館館長の藤田清がさまざまなアートやアートにまつわるものを求めて日本全国訪ね歩きます。初回は大阪で江戸時代から続く道具商の戸田商店へ伺い、戸田貴士さんにお話を伺いました。 […]
入門50選_22 | 阿蘭陀色絵莨葉文水指
―これは何ですか? 水指です。茶の湯で使う道具で、飲料水を入れ、茶席に持ち出すための容器です。 ―いつ、どこで作られたものですか? オランダのデルフトと考えられてい […]
入門50選_21 | 銹絵絵替角皿
―銹絵(さびえ)とは何ですか? 鉄釉という釉薬で描いた絵のことです。酸化鉄ですので鉄さびの色で、茶色ですね。 器の原料となる土は白色ではないので、下地に白泥を塗って白い素地を作っています。 絵 […]
入門50選_20 | 美人文殊普賢図
―これは何ですか? 美人画です。肉筆浮世絵ともいわれます。 ―これも浮世絵なんですね。浮世絵というのはどういう絵を指すのでしょう? 浮世絵は江戸時代の絵画様式のひと […]
入門50選_19 | 虚空蔵菩薩像
―こちらは仏画ですか? はい、仏画です。虚空蔵菩薩と風景が描かれています。 ―空に浮いているように見えます。 菩薩が空中に浮かんだような構図です。菩薩の下には、樹木や川、人などが […]
入門50選_18 | 普賢十羅刹女像
―これは何ですか? 仏画です。仏画とは、仏教に関係する絵画です。 ―何が描かれているのですか? 中央に象に乗る普賢菩薩、象の両脇にふたりの菩薩、周囲に10人の羅刹女 […]
入門50選_17 | 黄瀬戸唐花文鉦鉢
―「どらばち」って、なんだかすごい名前ですね。どういう意味ですか? 鉦は金属製の打楽器です。この鉢が楽器の鉦の形に似ているところからついた名前です。円盤状をしていて、出航の合図に使われる大型の […]
入門50選_16 | 色絵輪宝羯磨文香炉
―これは何ですか? 香炉です。仏前で香を焚くための道具で、中に灰を入れて線香などの香を焚きます。 香炉など灰を入れて使う焼物は、内側に釉薬をかけず素焼きにします。 ―どれくらいの […]
入門50選_15 | 柴門新月図
―こういうものは何を見たらいいのか・・・ これは掛軸ですか? はい、掛軸です。文字と絵が墨で紙に書かれています。 ―ずいぶん大きく見えます。絵の上に色々な人の字が […]
入門50選_14 | 了庵桂悟墨蹟 題雪舟山水図詩
―これは何ですか?ぎっしり文字が書かれていますね。 了庵桂悟という禅僧の記した墨蹟です。 漢詩は1句が5字のものと7字のものがあり、それぞれ五言、七言といいます。 この漢詩は、本文の文字数 […]